LEDランタンやヘッドライトの商品説明でよくみるルーメン(lm)。
LEDライトの明るさの単位ということはわかるけど、具体的な目安がよくわからない。
LEDランタンやヘッドライトにはどのくらいのルーメンが必要なのか。
ルーメンをよく知って、LEDランタンやヘッドライト選びに活かしたい。
ワットとルーメン
ワット(w)
消費電力の単位で、白熱電球の明るさの基準。
ワットは明るさの単位ではないけど、白熱電球の場合は消費電力が大きいほど明るくなるので、ワットの数値で明るさが判断できる。
ルーメン(lm)
光の量を表す明るさの単位で、LED照明の明るさの基準。
光の量とは、光のもとから放たれる光の大きさ(光束)で、ルーメンの数値が大きいほど光の量は多い。
少し難しいのは、明るさは光の量と光の広がり方によってが決まるため、光の量が多くても光の広がり方が悪ければ明るさが半減してしまうことがあるし、光の量が少なくても光の広がり方がよければ、明るいと感じることもある。
ポイントは、ルーメンの数値が大きくても明るいとは限らないということ。
ちなみに、家電量販店のLEDライトのおすすめ表示は、
- 6畳
→2,700lm~3,700lm(180W〜240W相当) - 8畳
→3,300lm~4,300lm(240W〜320W相当)
となっていた。
個人的には、上記を参考にシーリングライトを購入したら思ったよりも暗かった。
LEDランタンやヘッドライトに必要な明るさの目安
LEDランタン
LEDランタンを選ぶときに注意したいのは、同じルーメンのLEDランタンでも光の広がり方によって明るさは異なるということ。
例えば同じルーメンでも、
- 一面に光が集まるパネル型LEDライト
→明るく感じる - 全方向に光が広がるランタン型LEDライト
→暗く感じる
ということになる。
明るいLEDライトが欲しい場合は、光を集める効率のよいリフレクターが備わっているものを選ぶのがよい。
メインLEDランタン
メインLEDランタンは、キャンプサイト全体を照らす【1,000lm】がおすすめ。
電球でいうと80w相当で、夜になってもサイト全体が見渡せる明るさ。
ただ、細かいところまでは照らしきれないので、サブランタンを併用するのがおすすめ。
▼気になるメインランタン(1,300lm)
サブLEDランタン
サブLEDランタンは、テントの中やテーブルで手元を照らす【100lm】がおすすめ。
手元を照らすのにまぶしすぎない明るさ。
明るすぎないので、虫も寄りつきにくい。
光量調節ができるものだと、睡眠前のテント内で落ち着いた明るさできて使い勝手がよい。
▼愛用中のサブランタン(100lm)
ヘッドライト
キャンプや登山など、使用するシーンによって必要な明るさが異なる。
各シーンで同じものを使いたい場合は、光量調節付きのものがおすすめ。
キャンプ用ヘッドライト
キャンプ場で使用するヘッドライトは、夜の散歩やトイレの行き来にやさしく足元を照らす【100lm】がおすすめ。
キャンプでヘッドライトを使用する時は、他の利用客に迷惑にならない程度の明るさがおすすめ。
向かいの人の目にあたらないよう、ライトの角度も注意。
登山用ヘッドライト
登山で使用するヘッドライトは、街灯のない真っ暗な山道で行く先を照らせる【200lm】以上がおすすめ。
真っ暗な山道で足元や行く先がみえないと危険が伴う。
ヘッドライトを選ぶときには、
- ワイドライト機能
→光を拡散し広い範囲を照らす - スポットライト機能
→光を集め遠くまで照らす
などもチェックできるとよい。
▼気になるヘッドライト(300lm)※旧モデル愛用中
まとめ
各シーンで必要な明るさの目安。
- メインLEDランタン【1,000lm】
→キャンプサイト全体を照らす - サブLEDランタン【100lm】
→テントの中やテーブルで手元を照らす - キャンプ場で使用するヘッドライト【100lm】
→夜の散歩やトイレの行き来にやさしく足元を照らす - 登山で使用するヘッドライト【200lm】以上
→街灯のない真っ暗な山道で行く先を照らせる
ルーメンの数値が大きいからといって、明るいとは限らないというのは意外だった。