結露でカビが付着したり、バサバサかさばるカーテンが嫌い。
ブラインドやロールスクリーンも試したけど、手入れが面倒だし使い勝手が悪い。
という訳で、手入れが簡単で結露対策もできる、簡単でシンプルな二重窓をDIYしてみた。
作りたい二重窓の条件
狭い我が家では、
- カーテンはかさばるし、結露でカビる
- ブラインドはホコリがたまりやすく手入れが面倒
- ロールスクリーンは開閉の使い勝手が悪い
と、どれもいまいち。
ダイニングキッチンでは、しつこい油汚れとホコリがさらに頭を悩ませる。
そこで、
- かさばらない
- 結露でカビない
- ホコリがたまらず手入れが楽
- 開閉が楽
というカーテンに代わるものを探してみた。
既製品では見つからなかったので、低予算のプラダンで製作してみることに。
プラダンの透け感チェック
まずは、メイン材料のプラダンの目隠し効果がどの程度あるか、売り場で昼夜を想定した透け感をチェック。
その結果、
- クリア(透明)は透けすぎる
- 色付きは透け感はほぼないけど、存在感がありすぎる
という理由で、最後はホワイト(白)とグレー(灰色)で迷った。
最終的に、狭い我が家で少しでも部屋がスッキリして見えるようホワイトに決定。
プラダン用レールの失敗
はじめはプラダン用レールを使用して製作してみた。
我が家のはきだし窓は、高さが2000mmと長め。
1800mmのプラダンだと長さが足りず、2枚のプラダンを養生テープで連結してみた。
でも、その連結部分でプラダンが曲がってしまい残念な結果となり、構造を再検討。
プラダン用レールは、
- 窓サイズが小さい場合
- プラダンよりしっかりしているポリカーボを使用する場合
には有効そうなので、小さい窓でリベンジすることに。
▼気になるプラダン用レール
DIYレシピ
再検討した結果、プラダンと木材を使用した簡単でシンプルな二重窓を製作。
材料
- プラダン(プラスチックダンボール)ホワイト(白)
- 木材(木枠・連結用)
- 木材(レール用角・半円)
- ふすまレール用テープ
- 両面テープ
- マスキングテープ
道具
- タッカー(大きいホチキス)
- 定規
手順
- 窓まわりの枠のサイズを計測
- 木材(木枠用)をカット
※プラダン二重窓の1枚の仕上がりサイズが、
・縦幅=窓まわりの枠-5mm程度
・横幅=窓まわりの枠÷2+5cm程度(センターで重なるように)
となるようにする - タッカーで木枠を形成×2
- 窓が長かったので、木材(連結用)でプラダン連結部分を補強
- プラダンをカット×2
※木枠サイズと同じサイズに(少し小さくてもオッケー) - タッカーで木枠にプラダンを固定
※プラダンの厚みを考慮し、タッカーを強く押し付けるとよい
- 両面テープで木材(レール用角)を窓まわりの枠上部に貼る
※マスキングテープを貼っておけば原状回復可能に
- 両面テープで木材(レール用半円)とふすまレール用テープを窓まわりの枠下部に貼る
※同じくマスキングテープを貼って原状回復可能に
- プラダン窓をはめて完成!!
※DIY所要時間は開始から3時間ほど
プラダン用レールが使えずどうなることかと思ったけど、結果、木材で製作したほうが雰囲気がやわらかくお気に入りに。
出窓
あまり開閉しない出窓にもプラダンを設置してみた。
プラダンは、
- 縦幅=窓と同じ
- 横幅=窓+2cm
サイズにカット。
上下1cmずつ折り曲げ、レールにはめて完成!!
実際の透け感
プラダンホワイトの夜の透け感をチェック。
室内で家族に窓から約50cmのところに立ってもらって、屋外から撮影。
出窓に置いてある置物はぼやけたシルエットになっている。
約20cm以上離れると全く透け感はない。
▼気になる簡易内窓キット
約2年経過した二重窓
なかなか使い勝手が良く、使用し始めてから2年程が経過。
思いのほか冷気や暖気をカットしてくれていて、ひどかった窓の結露はほぼなし。
ほこりも溜まらないので、お手入れいらず。
しかも、カーテンやブラインドより遮音効果もあり。
改善点があるとすれば、プラダンがレールに沿ってまっすぐ開閉できないときがあるので、ふすまレール用テープの間にガイドとなる細い木材を入れてもよいかもというところ。
日光によるプラダンの劣化もあるので、いずれ張替えは必要そう。
まとめ
かなりの低予算で、簡単に設置できた二重窓。
結露や大掃除に悩まされることもなくなり、狭い部屋もスッキリして大満足。
- プラダンで低予算&簡単作業のスッキリ二重窓