あたたかい季節を好む多肉植物は、寒い時期は室内で管理するのが安心。
でも多肉植物の量が増えてきて、室内に入れるには場所が足りないし、何よりも面倒。
ビニールハウスという手もあるけど、場所をとるし朝晩の開け閉めが面倒。
そこで、多肉植物を屋外で枯らさずに冬越しさせるためには、何を気をつければよいのか調べてみた。
多肉植物を凍結させない
多肉植物の冬越しで一番気をつけることは、多肉植物の凍結。
多肉植物は、
- 土に霜が降りて多肉の根が凍結
- 冷気によって多肉の葉や茎が凍結
してしまうことがある。
凍結してしまった後、解凍がうまくいかないと、植物の細胞が壊れて葉や茎がブヨブヨになり、やがて枯れてしまう。
霜がおりる条件は、
気温がおよそ5℃以下まで下がった朝、地面付近の温度は気温よりも数℃低い0℃以下となり、霜が降りることがある
引用:Wikipedia
となっている。
天気予報をチェックして、最低気温が5度以下になる前日までには対策を練っておきたい。
対策その1.高い位置に移動させる
地面付近の温度は気温よりも数℃低いことがある。
花台にのせるなどして、地面より高い位置に移動させる。
対策その2.軒下へ移動させる
霜は「降りる」というように、空気中の水蒸気が降りてきて霜になる。
そのため、軒下は比較的霜が降りにくいので、軒下に移動させる。
対策その3.不織布をかぶせる
鉢が多すぎたり、地植えで移動できないときなどは、不織布をかぶせて冷気から守る。
かぶせたままでも密閉状態にならないので便利。
上記の対策だけだと不安な場合
屋外で枯らさずに冬越しさせるために、何を気をつければよいのか調べてみたけど、安心なのはやはり以下の対策。
ビニールハウスを使う
ビニールハウスを使用するときは、
- 冷え込む夜間と明け方はビニールを閉じる
- 朝はビニールを開けて換気する
という点だけ要注意。
ビニールハウス内を密閉したままにしておくと、通気性が悪く、中が蒸されてしまい、根腐れの元になってしまうことがある。
室内に避難させる
室内に避難させるときは、暖房を使用しない場所がよい。
屋外管理している多肉植物やサボテンを、急に温度の高いところに移動させると、季節感がずれてしまい、成長に影響を与えてしまうことがある。
水やりを控える
冬が休眠期の多肉植物の水やりは、2週間に一度くらいが目安。
冬が休眠期でない多肉植物でも、水分を多く含みすぎると凍結しやすいので、控えめな水やりがよい。
天気予報をチェックして、
- 比較的あたたかい日
- 晴れの日が数日続く1日目の午前中
に水やりができるとベスト。
水やりをするときは、水が底穴から出てくるまでたっぷりと水やりをして、土の中の小さな虫やゴミ、雑菌を洗い流す。
まとめ
冬の多肉植物が屋外で枯れないための2つのコツ。
- 多肉を凍結させない
- 水やりを控える
冬が来る前に、早めに準備をしておくと安心。