多肉植物の育て方の情報収集してみると、情報により記述が異なるように思えて困惑。
よくわからなくなってしまったので、様子を見ながら何度も植えなおし。
そして、多肉植物を育てるポイントは、「鉢」「土」「水やり」「環境」「組み合わせ」だと気づいた。
基本の育て方の5つのポイント
いろいろと試してわかった、多肉植物の育て方の5つのポイント。
鉢の選び方
サイズと深さ
多肉植物に対して、少し大きいくらいで、深すぎず浅すぎないのがベスト。
大きい・深い
多肉植物に対して土が多い。
↓
根があまり張っていない状態だと、水の蓄え量が多すぎて、水やり後に水が余る。
そのままにしておくと根腐れの原因にも。
深い鉢を利用する場合は、鉢の1/3程度に底石を入れておくと、水はけが良い。
小さい・浅い
多肉植物に対して土が足りない。
↓
根を張る場所が十分に無く、水や栄養も不足する。
そのままにしておくと根詰まりをおこし、成長できないことも。
多肉植物に対して、少し大きいくらいのサイズの鉢
底穴と鉢皿
底穴があると、水やり後の水はけが良く、管理しやすい。
水やりのときに、細菌や小さなゴミも洗い流せるので便利。
水やり後、
- 底穴がない場合は、底に溜まった水をお米を研ぐときのように横から抜く
- 鉢皿を使う場合は、鉢皿に溜まった水をまめに捨てる
と根腐れ防止に。
素材
それぞれの素材の特徴は、以下のとおり。
素焼き【◎】
通気性が良く、熱伝導性が低いので、日照などで熱くなりすぎない。
テラコッタ【○】
通気性は素焼きには劣るけど、素焼きより目が細かいので保水性は高い。
木製【△】
通気性は良いけど、時が経つと劣化する。
陶器【△】
底面通気はあまり良くなく、温度変化はゆっくり。
プラスチック【△】
通気性が悪く、熱がこもりやすい。
ブリキ【×】
通気性が悪く、熱伝導性が高く日照などで熱くなりやすい。
コンクリート【△】
ものによっては、水に濡れるとアルカリ成分が溶け出してしまい、植物に影響すこともある。
実際に使い勝手がよかったのは、通気性がよい素焼きの鉢か、プラスチックのスリット鉢だった。
スリット鉢は、
- 水はけや通気性がよい
- スリットから光が入り、サークリング現象(伸びた根が迷子になり詰まる)の防止になる
という特徴がるタニラーに人気の鉢。
2号(直径6センチ)という極小のサイズもあるので、株分けにも大活躍。
楽天で購入できた。
▼愛用中のスリット鉢
土の選び方
園芸用の土と、赤玉土や鹿沼土などをブレンドして、水はけのよい土を使用する。
多肉植物用の土を使用すれば、間違いない。
多肉植物用の土は、
- 水はけがよく根腐れを起こしにくい
- 余計な肥料が入っていないので、肥料やけをしない
という特徴があるので、安心して使用できる。
▼愛用中の土
水やりの頻度
水やりは、よく乾いたところに、たっぷりと水をあげるのが基本。
水やりタイミングは、日数で決めるよりも、葉と土の状態や前後の天気をみて決める。
土がカラカラに乾いていたり、葉がいつもよりも縮こまっていたら乾燥の合図。
見極めが難しいときは、少し遅いくらいのタイミングで水やり。
葉に多くの水分が含まれている多肉植物の場合、少しくらい水やりが遅れても、すぐには枯れないので焦らずで大丈夫。
水が多すぎて、根腐れをおこしてしまうほうが危険。
季節ごとの加減
多肉植物の種類によって異なる成長期や休眠期にあわせたり、季節ごとに水やりを加減。
春と秋が成長期の多肉
たくさん水を必要とするので、比較的多めの水やり。
冬が休眠期の多肉
成長がストップするので、乾燥させて冬眠させる。
夏の暑い日
あげた水が鉢の中でお湯になってしまうような暑い日は、水やりを控えて休ませる。
乾燥がひどい場合は、気温の下がる夕方に水やり。
寄せ植え・植え替え・株分け後
寄せ植え・植え替え・株分けは、カットした葉や根に細菌が繁殖しないよう、注意が必要。
根や茎のカットなし
寄せ植えした後、たっぷり水やり。
根や茎をカット→植える前に乾燥
寄せ植えした後、たっぷり水やり。
根や茎をカット→植える前に乾燥させてない
乾いた土で寄せ植え後、水やりをせず、しっかり乾燥させた後、たっぷり水やり。
▼気になる水さし
育てる環境
日当たり量の好みは多肉植物の種類により違うけど、どの種類にも風通しは必須。
また、管理する場所をコロコロ変えると、植物のストレスとなり、弱りやすくなる。
かなり劣悪な環境でなければ、同じ場所で育て続ければ、植物がその環境に順応もしていく。
▼気になる多肉植物の本
寄せ植えの組み合わせ
ひとくくりに多肉植物といっても、
- 水やりのペース
- 好む日照の量
- 雨や雪の対処方法
- 冬の管理方法
は、それぞれ違う。
寄せ植えするときに、好む環境が似ている多肉植物を組み合わせると管理しやすい。
寄せ植えがうまくいかなかった場合、一度個別で育て、再度寄せ植えしてみると、うまくいくこともある。
まとめ
各ポイントの、理由も理解しておくと、臨機応変に対処ができる。
種類によっては、多少異なるところもあるので、注意が必要。
- 多肉植物に対して、少し大きいくらいのサイズの鉢
- 水はけがよく、余計な肥料が含まれない多肉植物用の土
- 少し遅くらいのタイミングで、たっぷりと水やり
- 場所をコロコロ変えずに、風通しの良いところで管理
- 好む環境が、似ている多肉植物同士で寄せ植え